クロダイ

 

 黒鯛・・・(3月〜12月頃まで)

体長20cm〜60cm程度になり、重厚な魚体と強烈な引きが楽しめる。振り出し竿を使った浮きフカセ釣り、シーズン限定の前打ち釣り、護岸スレスレをシンプルな仕掛けで落とし込み狙うヘチ釣り、と、釣り方やセオリーも釣り人それぞれなため、奥の深い釣りとして人気がある。ここ最近は、ルアーでクロダイを狙うアングラーもおり、魚種の豊富な東京湾の中でも屈指の懐の深さがある釣りだ。

その中でも東京湾奥で人気があるのは、護岸際をピンポイントで狙う『ヘチ釣り』だろう。1.5m〜の比較的短い片手竿に、タイコリールや両軸リールを装着した手返し重視のタックルが基本となる。

餌はアオイソメなどの虫餌から、小エビ、カニ、貝類と、その季節ごとに大きく食性が変わるため慎重に餌選びをしたい。夜釣り中心となるため、ポイントの選定が少々困難な場合があるので、明るいうちに水深のあるポイントを選んでおくと良いかもしれない。

生息域は湾内から河口部の汽水域までと大変広範囲におよぶため、東京湾奥にはまだまだ未開拓のポイントもあるのではないだろうか。

比較的神経を使う細やかな釣りになるが、ビギナーの方にこそ、クロダイの強烈な引きを味わっていただきたいものだ。

<東京湾の主なポイント>…お台場エリア若洲

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